4/02/2007

ヴィオニエブーム到来?!


ヴィオニエViognier(白)というブドウ品種をご存知ですか?
もともとフランスのローヌ地方の特産品で、ローヌでは、古くから力強いシラーズ(赤)に混ぜる脇役的役割をしていた品種です。
今では、ローヌでも他のニューワールド諸国でも、ヴィオニエ本来のキャラクターが
見直され、 ヴィオニエ単体の白ワインもかなり見かけるようになりました。
そのヴィオニエが、ブームの兆しを見せているという記事を、
先日新聞で見かけました。
ヴィオニエの特徴は、マイルドな酸と豊かな芳香が魅力のワインです。
一般的な香りと味の特徴は、トロピカルフルーツ、ライチ、ムスクなどの芳香などの香りに、
まったりとしたなめらかな口当たりで、杏や桃の味が口いっぱいに広がります。
通常、ブドウは熟すにしたがって、酸度が減り、それにともない糖度が増します。
つまり、もともとマイルドな酸のヴィオニエは、完熟ブドウでワインを造ると、酸味の足りない間が抜けたワインになりかねないので、完熟前の収穫が理想とされています。
早期収穫により、適度な酸度が保たれ、バランスのよいワインに仕上がるのです。
また、ボトル内での熟成が早いため、飲み頃は、1-3年と早く飲んでしまったほうがよい品種です。
先日紹介したソーヴィニオンブランは爽やかなイメージのワインだったのに比べ、
ヴィオニエは芳潤なマダムのようなワインだとイメージしてみてください。
長くワインを寝かさなくても、早い時期に熟成ワインを楽しめるヴィオニエで、
優雅なひと時を味わってみてはいかがですか?

0 件のコメント: