4/04/2007

お花見にはピンクのワインをどうぞ!


日本の桜の美しさは、地球の反対側のオーストラリアでも有名です。
やわらかで上品なピンクの桜色に染まる景色は、日本人でなくても誰もがうっとりする光景なのです。
一年に一度しかない、桜が綺麗なこの時期は、せっかくなので、桜色(ピンク)のワインを楽しみたいものです。
ピンクのワインといえば、ロゼワインです。
ロゼの造り方は、2通りあります。
1つは、黒ブドウから赤ワインと同じ製法で造る方法。
ブドウの皮とジュースの接触時間を少なくすることによって、きれいなピンク色に仕上げる方法です。
接触時間を減らせば極々淡い色に、時間を増やせばクリアな赤に近いロゼワインになります。
2つ目は、赤ワインと白ワインを混ぜて、ピンクのワインを造るという方法です。
赤ワインと白ワインの影に隠れて、常に日陰の存在のロゼワインですが、
近頃世界のワインマーケットでは、ロゼワインはちょっとした人気です。
オーストラリアワイン業界も、この影響に反映されてか(?)、多くのワイナリーでロゼを造っています。
一言で’ロゼワイン’といっても、淡いピンクからビビッドなピンクまで色が豊富で、
味も辛口から甘口まで、それぞれのワイナリーの個性が一番反映されるワインだともいえます。
オーストラリアでは一般的に、辛口ライトボディ(淡い色)のロゼはシーフードに、
辛口フルボディ(ビビッドピンク)のロゼは、ピザやパスタなどのちょっとヘビーな食事と、
中甘口のロゼは、タイやベトナム、中華料理などのエスニック料理と相性がよいといわれています。
エスニック料理の特徴である、辛甘酸っぱい味やスパイスと、中甘口のロゼはベストマッチです。
デパ地下で、エスニック料理やピザをテイクアウトして、ロゼワインといっしょに気軽に近くの公園に繰り出してみてはいかがですか?
いつものお花見とは一味違ったお花見を、これからの定番にしてもらえたらうれしいです。

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