12/17/2007

タスマニアで購入したワインを開けました



アグリビジネスに移ってからの1セメスターもようやくおわり、ただいま夏休みに入っています。

アデレード大は、2セメスター制のため、毎セメスターごとに入学/卒業があります。

ということで、セメスターが終わった12月は、ちょうど卒業式のシーズンを迎えました。
私の周りには、コース終了後、一度はアデレードを離れたけど、卒業式のために再度訪れているという人が、何人かいて、12月は、友人との再会、食事会に追われる毎日でした。。。
先日、日本からアデレードに戻ってきた友人を招いてワインディナーを開きました。
その際、先日のタスマニア旅行で購入したリースリングとピノノワールを開けてみました。
リースリングはMOORILLAエステート(タスマニア旅行の際の)のものです。
タスマニア旅行編にも書きましたが、普段は買わないリースリングですが、このリースリングには一口ぼれ(一目ぼれ?)してしまいました。
本当にバランスのよいおいしいリースリングです。
カラー: クリア、ストローイエロー
ノーズ: レモンやライムなどのシトラス、草の香(グラッシー)、パイナップル、ハニー、フローラル、
そしてかすかにペトロ香(石油)
パラット: 高い酸味がレモンを連想させる。だけど、パイナップルなどの甘いフルーツの香りがカバーして、飲み口はすっぱいワインという感じはしません。
せ、石油の香りって???ってビックリしてる人もいるかと思いますが、ペトロ香とはリースリングの香りを表現する際によく使われる言葉です。
かすかに石油を思い出させるような香りですが、けしてイヤな香りではなく、リースリングを表現する際には、褒め言葉になるんですよ。
ちなみに、私はガソリンスタンドの匂いは大嫌いで、いつも出来るだけ早く給油してさっさと立ち去るようにしています…。
そんな私でも、「ああ、このリースリングはいいペトロ香を持っているなー。」などと思えるのですから、
なかなかいい香りなんですよ。
ペトロ香のことをうまく表現する方法が見つからないので、もしも機会があったらちょっと熟成されつつあるようなビンテージのリースリングを買って飲んでみるといいかもしれません。
いまだったら2005とか2006くらいだったらこの香りがすると思います。
2007だと、フレッシュなシトラス系のリースリングが多いと思いますよ。
リースリングって、大まかに分けると、シトラス系かペトロ系に分かれると思います。
どちらが好きかはお好みですが、私は意外にペトロ系が最近好きになってきました。
しかし、夏の暑い日にキリっと冷やしたシトラス系のリースリングっていうのも悪くないですよね。