NZワイン紀行 -NZワインの特徴-
こんにちは。
今日は、私の感じたNZワインの特徴についてお話したいと思います。
ニュージーランドは、オーストラリアの隣国であり、文化も食事もかなり似ています(というか同じです)。
お店や商品も、オーストラリアのものが多く、あまり外国に来た感じがしないくらいです。
ということは、ワインだって、オーストラリアワインもニュージーランドワインも同じようなものだろうと思っていました。
しかし、意外にも、まったく異なる特徴を持っていたんですよ!
これは、ものすごく新鮮な驚きでした。
まず、簡単に言うと、ニュージーランドワインは、オーストラリアワインに比べると、フランスワインにより近づいた味を持っています。
たとえば、カベルネ+メルローなど、ボルドーらしいブレンドワインも北島の生産地を中心に、結構生産されています。
この香りが、ニューワールドというよりも、まさにボルドーなんですよ!
どことなーく、たまり醤油っぽい感じってわかりますか?
よくボルドーワインにある感じです!!!
心地のよいベリー系の香りではなく、醤油です。
ニュージーランドのボルドーブレンドには、この香りがあるんですよ。
でも、ボルドーとは違うんです。それは何か?
ボディと果実味の凝縮感は、やはりニューワールドです。
涼しい気候とはいえ、たっぷりと太陽の光を浴びて育った葡萄だなーって印象です。
結論は、NZのボルドーブレンド=ボルドーのような醤油風味+ニューワールドの凝縮度の高い果実味です!
オーストラリアにも、ボルドーブレンドはありますけど、ここまで醤油は出ないかなー。
それから、お次は、オーストラリアを代表する品種であるシラーズ。
NZでは、フランス流に「シラー」と呼ばれています。
私は、まずここでビックリしました!おー、オーストラリアのお隣ではフランス式に呼ぶんだって!
そして、NZシラーとオージーシラーズの決定的な特徴は、香りです。
意外なことに、NZシラーはものすごく特徴的な香りなんです。
それは、ほぼ例外なくすべてのシラーに共通したのですが、白胡椒(ホワイトペッパー)の香りがものすごく強いのです。
ブラックペッパーではなく、ホワイトペッパーですよ。
どうちがうの?と言う方、ホワイトペッパーはラーメン屋でラーメンにかけるコショウを想像してください。
あれが、ホワイトペッパーです!
オーストラリアのシラーズには、造り手によってたまーに見つかる程度で、こんなに顕著な現れ方をしなかったのでビックリしました。
このように、ニュージーランドとオーストラリア、同じオセアニアということで、似ていると思っていたのですが、実は、それぞれにユニークな特徴があるワインをそれぞれに生産しているということに気がつきました。
だんだん、NZワインがおもしろくなってきました!