3/18/2008

祝就職!高級ワインテイスティング


みなさーん、本当に本当にお久しぶりです。
長かった夏休みも終わり、気がつけば、大学も新学期が始まってしまいました。
この3ヶ月、日本にも帰らずにアデレードの地でしていたことは、ただひたすら就職活動でした。
とはいうものの、まだ半年は学生の身なので、契約社員もしくはバイトのポジションの、ワインに関連した仕事をただただひたすら探し続けました。
レストラン、カフェ、バー等のウェイトレス、ボトルショップ(ワイン屋)の販売員、ワイナリースタッフから始まって、葡萄収穫スタッフまで様々な職種に応募しました。
オーストラリアでの職務経験がないこと(バイトは1度大学のお手伝いをしたくらいです…。)、永住権がない(もしくはオーストラリア人でない)ことなどの条件が、就職活動を長引かせる要因になり、たかがバイトなのに3ヶ月も決まりませんでした。
いやー、この3ヶ月は正直精神的にきつかったです。。。
アデレードはとても保守的な都市なので、アジア人だから雇ってもらえないのかも…って人種問題的なことまで考えてみたりして、余計なことにストレスを使いました。
でも、これってまんざらでもなくて、本当なんですよー。
アデレードの人口の1/5は中国人留学生じゃないかという思うくらい、街にはアジア系の人がたくさんいるのに、そういえばオーストラリア人経営の店で働いているアジア人って見たことないかも…ってことに最近気がついたのです。
たかがカフェでも、接客は決まって白人の子…、アジア人はアジア料理店(ほとんどが法外低賃金労働)で接客…ってな感じです。
移民国家とは言いつつも、アデレードは非常に保守的な街なんです。。。
でも、やーっとパートタイムのワイン営業職をGETしましたー!
私にチャンスを与えてくれた社長(超おじいちゃんです!)に、本当に感謝感謝です。
何はともあれ、ようやくワイン業界への第一歩を踏み出しました。
ということで、今日は弊社で取り扱いのワインを紹介です。
今日のワインは、先日The Edinburgh Cellarsにて開催したワインテイスティング/販売で取り扱ったワインです。
今日のワインは、Yarra Yering ヤラ・イエリングです。
’Yarra’と聞いて、ピンと来た人は、なかなかのオージーワイン通でしょう。
そう、このワインは、ビクトリア州ヤラバレーのワインです。
ここは、知る人ぞ知るハイクラスワインを生産するワイナリーです。
冷涼気候のヤラバレーの土地柄、エレガントで洗練されたスタイルのワインに定評があるんですよ。
それにしても、オーストラリアワインの首都サウスオーストラリア州にいながら、まさかビクトリア州のワインを販売するとは夢にも思いませんでしたよ。
ヤラ・イエリングのワインは、ほとんどがAU$100以上、ものによってはAU$120もするんですよー。
ひぇ~、た、た、高い!
でも、こんなアデレードのような地方都市でも、買う人は結構いるもんなんですねー。
今回ワインテイスティングを開催したエジンバラセラーは、玄人に定評のある店だけあり、来店する人もは、みなさんなかなかのワイン知識の高い方ばかりでした。
1本AU$100もするワインを一人で4本も買っていく人もいて、結局3時間のテイスティングで、計9本を販売しました。
でも、日本のみなさまに朗報ですよー!
なんと、酒税の高いオーストラリアよりも、日本での販売価格ははるかに安いようです。
ネット販売で、¥8,000-9,000前後で見つけましたよ。(それでもまだ高いけど…)
高級ワイン好きの方、オーストラリアのハイクラスワインに興味のある方、ぜひぜひお試しください。
自社で取り扱いの商品なので、ちょっと手前味噌ですが、本当に素晴らしいワインです。
しかも、こんなに値段がさがって売られているとは、正直驚きです。
ちょっと高いですが、お買い得商品ってところでしょうかね。
これを飲めば、絶対にオーストラリアワインの概念が変わるくらい、これは本当にいいですよ。
ちょっと長くなってきたので、今日はこの辺までにして、次回は、このヤラ・イエリングのテイスティングノートをご紹介します。