車を売ってワインをGET?!
今日は、オーストラリアならでは(?)のちょっと面白い話をひとつご紹介します。
先日、友人が、BMWを売りに出していたのですが、その際にワインにまつわるおもしろいことがありました。
友人は、中古の92年製BMWのセダンをAU$6500.00で売りに出していました。
日本ではあまり馴染みがないと思いますが、オーストラリアでは、車の売買は、プライベートのオーナーからするというのは、比較的普通のことです。
通常、現金一括というのが普通なのですが、この不景気のご時勢、高額の現金がすぐにそろわないという場合もあります。
その場合、足りない現金分を、物で補うという方法をとる場合もあります。
このBMWのオーナーは、車を買いたいという人から、なんと現金$6000.00+ワインでどうかというオファーをもらったのです。
$6000.00+ワインでは、$6500,00の希望価格よりも損してしまうのでは??という疑問があったのですが、実は、このBMWオーナーは損をするどころか、実は得をするようなオファーをもらっていたのです。
このワイン、なんとオーストラリア最高峰ワインのGrangeだったんですよ。
そうです、つまり、$6000.00+グランジ1本でどうかというオファーだったんです。
グランジは、平均市価で$600.00で売られていますので、得してますよね。
私がこのBMWオーナーだったら、即OK回答だします(笑)。
しかし、ワインのわからない人にとっては、どんなにいいワインをもらっても、そのワインの価値がわからなければ、グランジだろうと、スーパーの1000円ワインだろうと、ただ「ワイン」なわけで、まったくおもしろい話ではなかったようです。
このBMWオーナー、車のホイールも売りに出していたのですが、こちらは現金+ロバ1頭でどうかというオファーをもらっていました(笑)。
いくらアデレードとはいえども、さすがに裏庭にロバは飼えませんよ。。。
現金が足りない分を、高級ワインやロバで補おうとするオーストラリア人の金銭感覚は、19世紀くらいから変わってないんじゃないの?ってツッコミたくなりました。