Sea and Vine Festival
今週末は、クィーンズバースデーの3連休でした。
そう、クィーンとは、もちろんエリザベス女王のことです。
こういう祝日があるとき、オーストラリアってイギリス連邦(コモンウェルス)なんだなーって実感します。
このロングウィークエンドの日曜月曜に開かれたのが、毎年恒例の「Sea and Vine Festival」です。
アデレード近郊の、クォリティーの高いワインを造ることで有名な、マクラーレンベールで開かれるワインのお祭りです。
マクラーレンベールは、海に近い立地なので、夏は日差しが強いわりには、海からの風の効果で、比較的涼しい気温の日が多く、葡萄栽培には最適な土地です。
Sea and Vineフェスティバルは、Sea=海とVine=葡萄の木のお祭り、つまり、シーフードとワインを楽しみましょう!というお祭りです。
お天気は小雨交じりで寒~い日だったのですが、どのワイナリーも入場制限をするほど超満員でした。
まずはじめに訪れたのは、ワインとオリーブで有名なワイナリー、Coriole Vineyardsです。
ワイナリー内には駐車できないほど込んでいるため、路上駐車になるのですが、この路上からワイナリーまでが遠い!
どのワイナリーも、ワイナリーのゲートからワイナリーの建物まで、かなりの距離があるのが普通です。
車で通過する分には、あっという間の距離ですが、いざ歩いてみると、すっごく遠いんです。
はじめはその距離にギョッとしましたが、紅葉で赤や黄色に葉の色が変わった綺麗な葡萄畑と、緑のコントラストが美しいヴィニヤードの中を、実際に歩くのはなかなか気持ちがいいものでした。
葡萄の葉が紅葉で綺麗な期間は、秋の中でも1-2週間しかないそうです。
このような時期に、ワイナリーを訪れることが出来て、ラッキーでした。
ワイナリー内に入ると、人、人、人!!!
アデレードにこんなに人がいたのかってくらい込み合ってました。
このフェスティバルの基本的な楽しみ方は、ワインとシーフード料理(テイクアウト形式)を囲んで、ひたすらしゃべりまくって、おしゃべりに飽きたら生バンドの演奏にあわせて踊りまくる、です。
とりあえず、私たちもワインを買ってから、ワインを飲みながら、シーフード料理をあれこれ選びました。
いろいろあるメニューの中から私が選んだのは、フレッシュオイスターのレモングラスソルベ添えと、スクール海老のから揚げです。
オイスターは、天然の海の塩味だけの味付けの生牡蠣に、自家製レモングラスのソルベがのっていて、生牡蠣のコクと海の塩味と甘酸っぱいソルベが合わさって、なんともおいしい組み合わせでした。
スクール海老(School Prawn)って何???って感じですよね。
結局は、ちょっと大ぶりの川海老のようなものでした。
塩味が効いていて、カラっと揚がった海老はカリカリしていておいしかったです。
おつまみとしてつまむには、どちらもちょうどよかったですよ。
オイスターに海老ときたら、当然白ワインでしょ!といいたいところですが、何しろ寒~い日だったので、結局シラーズを頼んじゃいました。
なんだかんだ言ったって、赤でも白でも本人が楽しめればどっちでもいいんですよね。
Corioleのシラーズは、どちらかというとミディアムボディの軽めのワインだったので、個人的にはあまり好みのスタイルではないのですが、シーフードとの相性はバッチリでした。
Corioleのあとも、いくつかのワイナリーで、おいしいワインとパエリアやシーフードスープを楽しみました。
夕方に、マクラーレンベールに住んでいる友人宅に遊びに行ったのですが、彼らいわく、酔っ払いばかりのフェスティバルには興味がないと言ってました。
そりゃあねー、マクラーレンベールに住んでれば、毎日行けますから、わざわざフェスティバルの時に行く必要はないですよね。
私だって、日本の皆さんに比べれば、簡単にワイナリーには行けますけど、アデレードに住んでいると、やっぱりフェスティバルなどの時にわざわざ行きたくなっちゃうんですよね。
っていうか、このようなフェスティバルくらいしか、この街には娯楽がない…。
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