8/17/2007

ジェイコブス・クリーク リザーブ

今日は、お手ごろワインのご紹介です。
日本でもおなじみのジェイコブスクリーク、試したことはありますか?
たぶん、オーストラリアワインといえばジェイコブスクリークというくらい、オージーワインのイメージが強いと思います。
ジェイコブスクリークの立派なワイナリーは、アデレードから1時間ほどのバロッサバレーにあります。
広大な敷地内に、広々としたテイスティングコーナーやカフェ・レストランがあるなど、世界中からの観光客が常に絶えない、オーストラリアのワイナリーらしからぬ(?)、バロッサの一大観光地となっています。
大手ワイナリー=マスプロダクションワイン=おもしろみにかけるワイン、という固定概念が、
私の中にはいつもあり、「ジェイコブスクリークは大手だから…」ということを理由に、いつも避けて通ってきていました。
しかし、友人からの強い勧めに負け、このたびマスプロダクションワインを試すことになりました。
テイスティングの結果、私の予想と違い、なんとなんとバランスよいお手ごろワインだったのです。
今回は、ジェイコブスクリークのリザーブ(高級という意味)ラインを試したのですが、
リザーブとは言っても、わずかAU$13(¥1、300)ほどなので、本当にお手軽ワインです。
しかも、このワインのスゴイことは、この安さにして、本物のコルクを使っていることです。
大手ワイナリーならではの規模の経済(エコノミー・オブ・スケール)を利用し、大量に仕入れることにより、安く仕上げることが可能なのでしょう。
さらに、テイスティングによって、「おもしろみにかけるワイン」という私の予想は、「万人受けするバランスのとれたワイン」という言葉に代わりました。
きちんとマーケティングをされているな~(=消費者の好みをきちんと把握している)というのが感想です。
コルク仕様のリザーブワインで、しかもお手ごろ価格、とくれば、友人宅でのカジュアルパーティーへのお呼ばれの際に持っていくワインはこれで決まりでしょー!
Jacob's Creek Reserve Shiraz 2004
カラー: 若いワインらしく、きれいな濃い紫色
ノーズ: フレッシュで色の濃いベリー(ブルーベリー、カシスなど)、ハーブ、樽など。
典型的な、オーストラリアのシラーズをうまく表現していると思います。
パラット: 複雑味にはかけるものの、バランスのとれていてとても飲みやすいです。
お値段から考えても、余韻はさほど長いものではありませんが、
心地よい香りが口いっぱいに広がります。
写真の通り、2つのワインコンテストでシルバーメダルを受賞しています。
同じリザーブラインの、カベルネソーヴィニオンも、ワイン屋で試飲したのですが、
こちらもなかなかよいですよ。
ちなみに、こちらは、ゴールドメダルを受賞しています。

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