2/02/2009

夏のワインの楽しみ方

南半球のオーストラリアはただいま夏真っ盛りです。と聞けば、寒い冬の日本のみなさんはうらやましいなーと感じるでしょう。
しかし、先週からオーストラリア南部のサウスオーストラリア州やヴィクトリア州は熱波に襲われ、連日40度以上の日が続きます。
今日で40度以上の日は7日連続となり、100年ぶりに記録更新だそうです。
先週の火曜日には、70年ぶりに45.7度を記録し、毎日干からびそうになるような暑さが続きます。
ここまで暑いと、正直言うとワインは飲みたくないですね。
湿度の低いアデレードでは、30度ちょっとまでは比較的すごしやすく、赤ワインでもステーキなどの食事とあわせておいしく楽しめます。
しかし、46度なるとさすがに暑くて、氷入りの冷たいドリンクが欲しくなりますね。
そこで、湿度の高く不快な夏の日本でのワインの楽しみ方をひとつ提案です。
みなさんは、デザートワインはお好きですか?
作り方によって呼び名は異なりますが、貴腐ワインとかアイスワインとか言われているものがデザートワインです。
デザートワインの基本的な特徴は、白葡萄からつくったデザートのように甘いワインのことをいいます。
この甘さは天然の葡萄の甘さで、ただ甘いだけでなく、それに比例した酸味の高さが特徴です。
甘酸っぱーい!っていう表現が正しいでしょうかね。
でも、デザートワインと呼ばれるくらいなのですから、やっぱり甘いです(笑)。
デザートワイン特有のベタベタした感じ(英語ではstickyですね)が苦手という人も結構いるかと思います。
そこで、あたらしいデザートワインの飲み方をひとつ提案です。
暑い夏なのですから、素敵なグラスにデザートワインを注ぎ、氷をいくつか浮かべてみてはいかがでしょうか?
ワインに氷を入れるなんて邪道だ!と批判される方もいると思いますが、結局は飲む本人が楽しめれば、スタイルなんてなんでもいいのです。
暑い夏に、暑いのをがまんして、無理して常温の赤ワインを飲むより、氷の浮かんだ甘酸っぱいワインを楽しんだほうが、ワインを心から楽しめると思いませんか?
氷がグラスに触れて生み出す涼しげな音、冷たい温度、甘酸っぱさ、どれをとっても夏にぴったりです!
しかも、氷でワインを少しだけ薄めれば、お酒に弱い人でも楽しめそうですよね。

それから、夏にワインを飲む際に大事なことをひとつ。
夏だけに限った事ではありませんが、ワインを飲むときは、かならず水をたくさんとるようにしましょう。
ワインと同じかそれ以上の水を飲むようにしましょう。
ワインはアルコールです。
アルコール類は、水分とはいっても体を脱水にしていくものです。
不思議に聞こえるかもしれませんが、アルコールの水分をとればとるほど、体は脱水状態になっていくのです。
胃はチャポンチャポンで水分でいっぱいなのに、体は脱水状態なのです。
ただでさえ、夏は水分補給に気をつけなければなりませんが、アルコールを摂取した際は、いつもよりも増して水分補給につとめましょう。
翌日の頭痛(二日酔い)は、水分補給で確実に防ぐことができます。
冬の日本のみなさんに、夏の話題をお届けしてもあまりピンとこないかもしれませんが、今日の話は頭の片隅に入れておいてもらえればうれしいです。
そして、今年の夏に、早速楽しんでみてください。

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