スパークリングワインあれこれ
みなさまこんにちは。
本当に長いことご無沙汰していました。
日本はだいぶ秋が深まって赤ワインのおいしい季節になったのではないでしょうか?
アデレードは30度を越える夏日もちょこちょことありますが、毎日20-25度前後のここちよい気温の毎日です。
さて、今日はメルボルンカップデーで、オーストラリア中が興奮に包まれています。
メルボルンカップになじみのない方に少し説明です。今日はズバリ「競馬の日」です!
でも、オーストラリアの競馬は、日本の競馬とはちょっと違います。
男性も女性もドレスアップして、出かけます。
特にものすごい競馬好きの女性でない限り、女性にとってはファッションの祭典ですね。
みんな綺麗なドレスに身を包み、頭には大きな帽子をかぶります。
映画では見たことあっても、「こんな帽子実際にはいったいどんな人がかぶるんだー?」と、デパートの帽子売り場で思ったことありませんか?
私はデパート1Fの帽子売り場を通過しながらいつも思っていました。
でも、オーストラリアには、ちゃんとこんな帽子が活躍できる場があるんですよー。
そんなドレスアップした人たちは、レースを観戦しながらスペシャルランチを取るのが一般的です。
そのランチに欠かせないワインといえば、やはりスパークリングワインでしょう。
スパークリングワインは華やかな場には欠かせないワインですよね。
そこでスパークリングワイン(=シャンペン)についてちょっとお話しましょう。
ちなみに、生産地名を守る法律があるため、現在ではシャンペンと呼べるものは、フランスのシャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインのみを指します。
ということで、他の国、フランスでも他の地方で作られたものは、すぺてスパークリングワインを呼ぶことになっています。
シャンペンゴールド(淡い黄金色)、ロゼ(淡いピンク色)のスパークリングは、みなさまもなじみが深いと思います。
今は、ジェイコブスクリークなどの大手メーカーからかなり安価なものも作られていて、比較的簡単にスパークリングワインを楽しむ機会が増えてきたかと思います。
これらのスパークリングワインは実は黒葡萄(赤ワイン用葡萄)を使って作られているのはご存知ですか?
伝統的なシャンパンスタイルは、日本でも最近ブームになりつつある、ピノノワール(赤ワイン用黒葡萄)、ピノムーニエ(黒葡萄)とシャルドネ(白ワインの王様ですね!)をブレンドして作られます。
でもなんで黒葡萄を使ってシャンペンカラーを作れるのー?って疑問が生まれてきます。
赤ワインは、葡萄果汁と黒葡萄の皮を接触(スキンコンタクトといいます)させ、皮に含まれる成分を果汁につけることで、あの色と渋みを生み出します。
皮に含まれる成分で有名なのは、ポリフェノールですよね。
赤ワインは健康によいと騒がれた発祥元です。
実は、葡萄果汁は、元々やや黄色味がかった無色なわけです。
ということは、葡萄果汁と葡萄の皮の接触を最小限にしたばあい、ワインの色はどうなるでしょう?
そうです、淡い赤=ピンクになるわけです。
多くのロゼワインやピンクスパークリング(シャンペン)もこのように作られます。
ということは、シャンペンカラーは?
そうです、葡萄果汁と葡萄の皮の接触をさせなければ、淡い黄金色のワインが出来上がるわけです。
シャンペンゴールド、ロゼの他に、オーストラリアには、レッドスパークリングなるものが存在します。
単純に、バブル入り赤ワインと考えていただいて結構です。
使われる品種は、オーストラリアならではのシラーズを使われることが多く、「スパークリングシラーズ」などと呼ばれています。
スパークリングなので、赤ワインとはいってもキリリと冷やしていただきます。
例えば、夏の暑い日のディナーで、ステーキレストランに出かけたとしましょう。
「ちょっと今日の気候には赤ワイン重いし、ぬるい赤ワインは飲みたくないなー。でもせっかくステーキ食べるから赤ワイン飲みたいなー。」などという経験はありませんか?
こんなときには、このスパークリングシラーズがピッタリです。
キリリと冷えてスパークリングがはじける赤ワインのおいしさは、今までに経験したことのない、なんとも言えないおいしさです。
シラーズを使用しているため、果実味のギュギュっと凝縮されたコクがあり、またタンニンも比較的しっかりあるのが特徴です。
シラーズを使用しているため、果実味のギュギュっと凝縮されたコクがあり、またタンニンも比較的しっかりあるのが特徴です。
だから、ステーキにあうんですよ!
その日の気分、用途に合わせて、スパークリングをいろいろと楽しんでみてください。
比較的お値段の手ごろなものが手に入れば、友達を囲んでパーティーなどで、3種類用意して振舞うのも面白いと思いますよ。
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