NZワイン紀行 -ハイテクワインバー発見-
今日は、クィーンズタウンで見つけた、ハイテクワインバーをご紹介します。
街の中心部、ビーチストリートにあるワインバー、「Wine Tastes 」ワインテイストです。
このワインバーは、常時100種類以上のワインが揃えられていて、すべてグラスで購入可能です。
その購入方法がとてもユニークなんです。
まず、入店したら、受付でワイン購入カードを受け取ります。
そして、ワインの購入はすべてセルフサービス!
100種類以上あるワインの中から、飲みたいワインを好きなだけ飲むことが出来るんです。
ワインの購入は、伝票につけるように、すべてこのカードに加算され、最後はこのカードを精算するだけでOKというとても便利なシステムです。
大きなグラス1杯全部飲まなくても、30mlのテイスティングの量から購入が出来るため、様々なワインを、少しの量で、少しのお金で試すことが可能だということが、この店の最大のメリットだと思いました。
でも、グラスワイン用のワインボトルが常時100種類以上ってすごいですよね。どうなっているの?って不思議ですよね。
これには、ハイテク技術が使われているようです。
写真を見てもらえるとわかるのですが、ワインボトルが1本ずつ機械につながっているのがわかると思います。
つながっているというよりも、機械にはめ込まれているといった感じでしょうか。
この機械は、ワインボトルの中に窒素を送り込むもので、開封後のボトルでも窒素の力で酸化を防いで長持ちできるというものらしいです。
すごいハイテクな機械ですねー。
でも、この機械を使った同じコンセプトの店を、5年ほど前にサンフランシスコで見たことがあった気がします。
ってことは、そんなに最新技術でもないのかな…。
このWine Tastesは、店内はシックなライブラリー風なデザインで、革張りのソファが置いてあるなど、すごくゆっくりと出来る店でした。
ワインテイスティング以外にも、ちょっとしたおつまみ類もあるし、テイスティングしてみて気に入ったワインのボトル購入も出来るんですよ。
なかなかおもしろいでしょう?
洋服を買うときに試着するように、ワインを買うときだって試飲してから買えたらいいなーって思ったことありませんか?
この店は、まさにこのようなGirlsのわがままを叶えてくれる店なんです。
Wine Tastesのラインナップは、NZワインを基本としているのですが、その中で、1本だけオーストラリアワインを見つけたんです。
なんとなんと、オーストラリアワインの最高峰「グランジ」があるじゃないですか!
こんなところで、グランジと再会するとは思っていなかったので、とても驚きましたが、そのお値段にも驚きました。
30ml(ほんとうにチョッピリだけ!)でなんとNZ$30です。
た、高い!
安いものは、30mlでNZ$1-2くらいからあるのですから、それに比べると、圧倒的な高さですよね。
でもグランジは、1本がAU$600もするのだから、この値段でもしかたないかなー。。。
ということで、ワインの勉強でオーストラリアに4年もいたのに、グランジを味わったことのなかった私は、結局このグランジを30mlだけ購入しました。
そのお味はというと。。。
確かに、果実味の凝縮感、余韻、味の複雑味、本当にすばらしいかったです!
一言で言うと、すごーく濃いワイン!
でも、味が濃すぎるのか、なんとなくどこかポートワイン的な感じもするんですよ。
え、まさか酸化してないよね???ってちょっと不安になりましたが、酸化とは違うんですよ。
あのポートのような濃さが、グランジの味だったんだと思います。
熟成したら、あの濃さがどのようにこなれた味になるのだろうと気になります。
オーストラリアで果たせなかった夢を、ようやくNZで叶えることが出来ました。
NZワイン紀行の最後の最後に、いい体験したなーって思いました。
Thanks NZ!

















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