10/12/2009

NZワイン紀行 -セントラルオタゴ編その1-


こんにちは。

今日は、セントラルオタゴのワイナリー訪問についてお話したいと思います。
セントラルオタゴは、南島の中でもかなり南のワイン産地です。世界的に見て、最南端のワイン産地だと言われています。
最南端、つまりとても涼しい土地です。
玄関口となる街は、クィーンズタウンです。
先日お伝えした、アイスバーなどがある、冬はスキーリゾートで賑わう街です。
前回お話しましたが、NZで生産されているワインの7-8割が白ワインですが、セントラルオタゴの事情はちょっと違います。なんと、セントラルオタゴでは、生産量の7-8割がピノノワール(赤ワイン)なんです!
そうです、セントラルオタゴは、ピノノワールの名産地として、今では世界的に有名な土地ですね。
私も、セントラルオタゴ訪問目的は、ズバリ、ピノノワールと親しむ!そして、お目当てのワイナリーを訪ねる!でした。
そのお目当てのワイナリーは、有名な、フェルトンロードというワイナリーです。
このフェルトンロードのピノノワールは、オーストラリアで出会った、はじめてのNZピノノワールでした。
NZピノノワールの素晴らしさを、このワインを通して知ることが出来た、思い出の1本なんです。
ということで、ついに憧れのフェルトンロードを訪ねることが出来ました。
写真を見てください。
これは、フェルトンロード周辺の景色です。
なんだか、アメリカのグランドキャニオンのような、岩質土壌であることが分かると思います。
冬の畑なので、分かりづらいかもしれませんが、写真の手前には、ブドウ畑が広がっています。
へー、こんなところにワイナリーがあるんだー!っていうのが正直な感想でした。
壮大な景色がとてもすばらしいのですが、想像してたよりも、殺風景な印象ですね。
では、ワインはどうでしょうか?もちろん、すばらしかったですよ!
ピノ好きではない私でも、感動できるのですから。
ピノですから、色は綺麗な淡目のルビーで、香りは、実に複雑で豊かでした。
ピノノワールらしく、ストロベリー、チェリー、すみれの花、スパイスなどの香りが、うまーく調和されて、タンニンも低く、すばらしいバランスの、本当にエレガントなワインでした。
現地で学んだ、大好きな表現があるのですが、ピノノワールの中に見つかる香りとして、「チェリーチョコレート」というものがありました。
すごく的を得たコメントだと思いませんか?
赤ワインの中に見つかる甘いチョコレート、それからピノノワールらしいチェリーがいっしょになった、「チェリーチョコレート」に、なるほどなー!って思いました。
チェリーって、ベリー類に比べると、果実感の薄くて、上品でほのかな果実味が、まさにピノノワールですよね!
次回も、セントラルオタゴ訪問の続きをご紹介したいと思いますので、ご期待ください。

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