3/11/2009
3/08/2009
和食とヴィンテージワイン
お別れは寂しいですが、お別れ会といういうより門出を祝う会というところが、転職が多いオーストラリアならではですよね。
日本でも今では一般的ですが、条件のよい仕事に移っていくというのは、この国では当たり前のことです。
ということで、今日は、和食にあわせてお祝いのビンテージワインをあけました!
まずは、刺身の盛り合わせ、天ぷらの盛り合わせなどとあわせて、ソーヴィニオンブランとリースリングを楽しみました。
うーん、やっぱり樽をつかってない白ワインは、和食とぴったりだなーって実感しましたよ。
実は私、アデレードで刺身を食べるのは初めてだったのですが、ここのレストランはかなりおいしかったです。
このレストランは、どの日本人に聞いても評判の高い、家庭的な料理がメニューに多い、日本人経営の店で、評判どおり、日本人も満足の本格的(?)な日本食でした。
店の半分はお座敷になっていて、ちゃんと靴を脱いであがるんですよ。
でも、本格的日本食の店とはいっても、お客の8割はオーストラリア人でしたね。
私たちの、美食通で有名なマネージャーは、日本料理店を理解しており、お座敷を想定して、仕事が終わった後に一度家に帰って、わざわざ新しい靴下に取り替えてからレストランに乗り込んだものの、私たちの予約席はテーブル席でした…(笑)。
残念!!!
やっぱり、お座敷は人気みたいですね。
白ワインを楽しんだ後は、後半戦は、赤ワインにあわせてなすの味噌田楽、うな重、牛しょうが焼き、お好み焼きなど、ちょっとこってりした味のものを注文してみました。
うん、鰻と赤ワイン、なかなかあいますよ!
鰻と甘辛のたれが結構コクがあるので、和食とはいえ白ワインよりも絶対に赤ワインですね。
今回のヴィンテージワインは、ペタルマの1993のメルローです。
オーストラリアのメルローって、正直興味がなくて、あまり飲んだことがなかったのですが、なかなかよかったですね。
16年も熟成されたワインですから、当然フレッシュな果実の香りというより、落ち着いた感じのドライプルーンなどの果実や、枯葉やシガーボックス、タバコなどの乾燥した草の香りが強く、なかなか趣のあるワインでした。
驚いたことは、16年も熟成されたのに、まだまだ酸味とタンニンの高さが非常に高かったことです。
個人的には、もうちょっと寝かせてもいいんじゃないの?ってくらい、酸味もしっかりとしていたし、歯茎がキシキシするタンニンの渋さもしっかり残っていました。
いやー、いいオーストラリアワインは、やっぱり長熟ですねー。
毎日ヴィンテージワインを飲めるほど、贅沢は出来ませんが、やーっぱり、熟成されたヴィンテージワインは一味違っておいしいですね。
家のどこかに、ほったらかしのワインが眠っていませんか?
もしもあれば、それは知らず間に、歳を重ねたヴィンテージワインかもしれません(笑)。
たまには、ヴィンテージワインを楽しんでみましょう。
そのためには、すぐに飲んでしまわずに、数本は寝かせておくワインをつくるところから始まります。
数年後には、月日を重ねて熟成された、ヴィンテージワインに化けるかもしれませんよ。
3/05/2009
新しい品種との出会い

今日は、同僚とディナーに出かけました。マネージャーもいっしょだったので、今日は店にあるワインをレストランに数本持ち込んで、ワインと料理を楽しみました。
そのなかで、一番気に入った&気になったワインをご紹介したいと思います。
ファーストドロップFirstdropのBella Coppiaです。
Arneisっていう品種、ご存
知ですか?
イタリアのピエモンテが原産の白ワインの葡萄品種です。
このアーネイスがオーストラリアでも栽培されているのです。
ピエモンテといったら、山の上のかなり涼しい気候の土地ですよね。 オーストラリアでは、やはり涼しいアデレードヒルズで栽培されています。
このワインは、樽を使っていない、爽やかなフルーティなワインで、和食にもなかなかあいそうな感じですね。
今回は、中華だったのですが、なかなか相性はよかったです。
オーストラリアの中華レストランらしく(?)、クロコダイル(ワニ)の炒め物を注文したのですが、なかなかおいしかったです。
ワニの肉は、食べたことありますか?
私は記憶にはなかったので、たぶんはじめてだったと思いますが、肉自体はとても淡白で、鶏肉に近い感じでした。
パサパサしてるかなと、あまり期待していなかったのですが、とってもふっくらしていてやわらかくておいしかったです。
アーネイス種ワインの香りの感想は、レモンやライムなどのシトラス類、グレープフルーツ、青りんご、梨、アニス、ハーブなどといったところですかね。
グレープフルーツとか、梨とか、果実の中でも、すっごくみずみずしい果実を想像したくなるようなフレッシュさあふれるワインです。
梨って、洋梨のことではないですよ。日本の梨です。
実は、梨って、こちらでも普通に売っているんですよ。
名前はズバリ「Nashi」です。
発音的には、Naにイントネーションが強くついて、なーしって感じです(笑)。
また、酸味の高さも印象的なワインです。
りんごでも、真っ赤なりんごではなく、酸味のやや強い青りんごとか、シトラスとか、酸味の高いフルーツの香りも特徴です。
実際の飲み口も、香りどおりのすがすがしい高い酸味があり、中華で脂っこい口の中をさっぱりと洗い流してくれる気がしました。
日本では、本場イタリアピエモンテのアーネイスが買えるのではないでしょうか。
もしも見かけたら、ぜひ試してみてください。
3/02/2009
フード&ワイン フェスティバル
先週末に、毎年恒例のNorwood Food and Wine Festivalに行ってきました。ノーウッドNorwoodという地区の目抜き通りであるパレードThe Paradeを歩行者天国にして、ワインや食べ物やの屋台が並ぶ、文字通りのフード&ワインのお祭りです。
システムは簡単です。
まず$6ドルを払って、フェスティバルのワイングラスを購入します。
どこのワインフェスティバルでも同じなのですが、国際規格のテイスティンググラス(小ぶりのもの)に、フェスティバルのロゴやスポンサー名がプリントされたものです。
しかも、このグラス、毎年デザインがほぼ同じなんですよね。
スポンサーも同じだし、私は4年前に購入したものを毎年使いまわしています(笑)。
リサイクル、リサイクル。
さて、グラスを購入したら、お目当てのワイナリーの屋台に行って、1杯$6-7で購入します。
確か、4年前は1杯$5-6だったはずだから、ちょっと値上がりしたかなー?!
ノーウッドのワインフェスタは、毎年、真夏の日差しの下で行われるため、ほとんどの人が赤よりも白、ロゼまたはスパークリングを飲んでいますね。
私は、今回は、気になっていたローズマウントRosemountの「O」というワインからスタートしました。
これは、ややアルコール度数の低いスパークリングで、なんと氷を浮かべて飲むという、新しい感覚のスパークリングワインなんです。
暑い真夏の日差しの下では、ぴったりのワインですよね。
フルーティな香りと、ほんのーりと甘みもあり、ワインが苦手な方でも楽しんでいただけると思います。
ボトルもスタイリッシュで、ワイン屋で発見してからずーっと気になっていたワインなんです。
でも、新発売が冬だったため、飲んでみたいものの実際に飲むところまではいかず、現在に至ります。
夏にぴったりのワインが、冬に新発売って不思議でしょう?
なんでかわかります?
オーストラリアが冬ということは、北半球は夏なわけで、主なマーケットのアメリカやイギリス向けに新発売を設定した結果なのでしょう。
ローズマウントRosemount Estateは、日本でも有名なオーストラリアワインブランドなので、日本でも売っているかなーと思って、ちょっと探してみましたが、残念ながらまだ輸入されていないようですね。
もしかしたら、今年の夏あたりに新発売になるかも?!
お目当てのワインをGetしたら、「O」を片手に、今度は食べ物を物色してパレードを歩きます。
ビーフやラムのステーキ、ドイツ風の巨大ソーセージ、フィッシュ&チップス、オイスタープレート(生牡蠣)、インド料理、タイ料理、イタリア料理、中華に寿司まで、本当に何でもあるので、何を食べようか迷ってしまいます。
白のスパークリングを購入したから、せっかくだからシーフードを食べようとあれこれ検討した結果、結論は、大好きなソルト&ペッパーカラマリを購入することにしました。
これは、オーストラリア料理って言っても過言でないくらい、どこにでもあるし、誰もが大好きな塩コショウ味の衣のイカのフリッター(天ぷら?)です。
日本のような、リングイカのフリッターで出てくる場合もありますが、今回のものは、短冊切りでした。
パン粉の衣ではなく、フリッター的揚げ物で、これは、おいしいです!
オーストラリアの典型的なレストランやカフェ、パブ、そして中華料理店にもかならずおいてあるメニューです。
イカフリッター片手にワインを楽しんだ、日曜の午後でした。
2/18/2009
ガラスのコルク
2/17/2009
オーストラリアワイン業界大ピンチ
こんにちは。
前回の記事でお話したとおり、1月下旬から2月上旬にかけて、オーストラリア南部(南オーストラリア州(SA)、ヴィクトリア州(VIC))を記録的な熱波が襲い、作物という作物を枯らせてしまいました。
ただでさえ、エアコンを使って電気代の支払いが増えているというのに、さらに生鮮食品の物価もうなぎのぼりに上がり、例年の夏の倍の金額になっています。
自給率120%のオーストラリアは、野菜、果物のほぼすべてが国産、しかも一部のトロピカルフルーツを除いて、ほとんどのものが自州産なのですが、いまは他州からの輸入に頼っている状態なのです。
そうなると、気になるのが今年の葡萄の出来です。
一部の情報によると、バロッサやマクラーレンベールなどの産地の半数以上の葡萄が、収穫前に枯れてしまったとのことです。
TVのニュースでは、枝になったまま干し葡萄になってしまっている葡萄が放送されていました。
ここ数年、葡萄の過上生産による葡萄価格の低下が問題となっているオーストラリアですが、今年は葡萄不足による葡萄価格の高騰が問題になりそうです。
そんな中、熱波の被害を逃れた産地もあります。
冷涼気候のクレアバレー(アデレードから200kmほど北上した標高の高い産地)では、他の産地の葡萄がダメでも、クレアの葡萄は順調に育っているそうです。
例年より高温で育った葡萄は、凝縮度が増し、どのようなワインを作り出すのか楽しみです。
問題は、酸度がどこまで保たれているかですけど。。。
熱波で大損害を被ったオーストラリアワイン業界ですが、追い討ちをかけるように、ブッシュファイアー(山火事)で、ヴィクトリアの葡萄とワインの一部は、灰となってしまいました。
火災から逃れた葡萄も、煙のにおいがついてしまって、ワインの香りに影響が出てくるでしょう。
2009年は、オーストラリアワイン史上最悪の悲惨なヴィンテージとなってしまいそうです。
それでも、ワインメーカーは今日もがんばってワインを作っています。
最悪な状況下で、どんなワインをつくり出してくるのか、オーストラリアのワインメーカーに期待したいと思います。
2/02/2009
夏のワインの楽しみ方
南半球のオーストラリアはただいま夏真っ盛りです。と聞けば、寒い冬の日本のみなさんはうらやましいなーと感じるでしょう。
しかし、先週からオーストラリア南部のサウスオーストラリア州やヴィクトリア州は熱波に襲われ、連日40度以上の日が続きます。
今日で40度以上の日は7日連続となり、100年ぶりに記録更新だそうです。
先週の火曜日には、70年ぶりに45.7度を記録し、毎日干からびそうになるような暑さが続きます。
ここまで暑いと、正直言うとワインは飲みたくないですね。
湿度の低いアデレードでは、30度ちょっとまでは比較的すごしやすく、赤ワインでもステーキなどの食事とあわせておいしく楽しめます。
しかし、46度なるとさすがに暑くて、氷入りの冷たいドリンクが欲しくなりますね。
そこで、湿度の高く不快な夏の日本でのワインの楽しみ方をひとつ提案です。
みなさんは、デザートワインはお好きですか?
作り方によって呼び名は異なりますが、貴腐ワインとかアイスワインとか言われているものがデザートワインです。
デザートワインの基本的な特徴は、白葡萄からつくったデザートのように甘いワインのことをいいます。
この甘さは天然の葡萄の甘さで、ただ甘いだけでなく、それに比例した酸味の高さが特徴です。
甘酸っぱーい!っていう表現が正しいでしょうかね。
でも、デザートワインと呼ばれるくらいなのですから、やっぱり甘いです(笑)。
デザートワイン特有のベタベタした感じ(英語ではstickyですね)が苦手という人も結構いるかと思います。
そこで、あたらしいデザートワインの飲み方をひとつ提案です。
暑い夏なのですから、素敵なグラスにデザートワインを注ぎ、氷をいくつか浮かべてみてはいかがでしょうか?
ワインに氷を入れるなんて邪道だ!と批判される方もいると思いますが、結局は飲む本人が楽しめれば、スタイルなんてなんでもいいのです。
暑い夏に、暑いのをがまんして、無理して常温の赤ワインを飲むより、氷の浮かんだ甘酸っぱいワインを楽しんだほうが、ワインを心から楽しめると思いませんか?
氷がグラスに触れて生み出す涼しげな音、冷たい温度、甘酸っぱさ、どれをとっても夏にぴったりです!
しかも、氷でワインを少しだけ薄めれば、お酒に弱い人でも楽しめそうですよね。
それから、夏にワインを飲む際に大事なことをひとつ。
夏だけに限った事ではありませんが、ワインを飲むときは、かならず水をたくさんとるようにしましょう。
ワインと同じかそれ以上の水を飲むようにしましょう。
ワインはアルコールです。
アルコール類は、水分とはいっても体を脱水にしていくものです。
不思議に聞こえるかもしれませんが、アルコールの水分をとればとるほど、体は脱水状態になっていくのです。
胃はチャポンチャポンで水分でいっぱいなのに、体は脱水状態なのです。
ただでさえ、夏は水分補給に気をつけなければなりませんが、アルコールを摂取した際は、いつもよりも増して水分補給につとめましょう。
翌日の頭痛(二日酔い)は、水分補給で確実に防ぐことができます。
冬の日本のみなさんに、夏の話題をお届けしてもあまりピンとこないかもしれませんが、今日の話は頭の片隅に入れておいてもらえればうれしいです。
そして、今年の夏に、早速楽しんでみてください。



